- リアルタイムのログ収集
収集したログデータを整然としたシンプルな形式でコンソールに表示して、ログのクエリを簡単に実行できます。
- ログのクエリおよび分析
キーワードまたはファジーモードでログをクエリして、リアルタイムのログ分析、セキュリティ診断、運用および顧客サービス提供などを行えます。
- ログモニタリングとアラームレポート
LTSに保存されているログの統計データをキーワード別に収集します。指定した期間内のログにキーワードがどれくらいの頻度で出現するかに基づいて、サービスステータスをリアルタイムでモニタリングできます。
- ログ転送
ログをObject Storage Service (OBS)、Distributed Message Service (DMS)、またはData Ingestion Service (DIS)に転送して、LTSから削除せずに、長期保存します。
ロググループ
ロググループとは、同じログ保持設定を共有するログストリームグループです。1つのアカウントに最大100のロググループを作成できます。
ログストリーム
ログストリームとは、ログの読み取りと書き込みを行う基本単位を意味します。タイプが異なるログ(操作ログやアクセスログなど)を異なるログストリームに分けると、ログの管理および表示が簡単になります。1つのロググループに、最大100のログストリームを作成できます。
ホスト管理
ICAgentは、LTSのログ収集ツールであり、ログを収集するホストで実行されます。LTSを使用してログを収集する場合は、ICAgentをインストールします。
ホストグループ
ホストグループを使用すると、ホストログの取り込み設定を効率化できます。たとえば、複数のホストを1つのホストグループにまとめ、そのホストグループをログの取り込み設定に関連付けることができます。取り込み設定はホストグループ内の全ホストに適用されるため、ホストを個別に設定する手間を省けます。
新しいホストがある場合は、ホストグループに追加するだけで、ホストグループに関連付けたログ取り込み設定を、その新しいホストに自動的に継承させることができます。
ホストグループを使用すると、複数のホストに設定しているログ収集後の保存先を一度に変更することもできます。
ログの取り込み
LTSでは、ホストやクラウドサービスからログをリアルタイムで取り込むことができ、ICAgent、API、SDKなど、複数の収集方法がサポートされています。取り込んだログは、LTSコンソールに直感的な整然とした形式で表示でき、必要なログを素早く簡単にクエリすることが可能です。
ログの構造化
固定形式または類似形式のログを、設定済みの構造化方法に基づいて、ログストリームから抽出でき、無関係なログを除外することも可能です。その後、構造化ログをSQL構文でクエリし分析できます。
視覚化
LTSでは、構造化ログへのSQLクエリがサポートされており、ログの構造化後、わずか1~2分でSQLクエリをログに実行しそれらを分析できます。
ダッシュボード
ダッシュボードは複数のグラフで構成されており、ログにSQLを実行し分析した結果をリアルタイムで表示できます。
ログアラーム
ログストリームでのキーワードの出現頻度やSQLの統計に基づいてアラームを設定し、サービスステータスをリアルタイムでモニタリングできます。現在、アカウントごとに最大200のキーワードおよびSQLアラームの作成が可能です。
ログ転送
LTSでは、ホストおよびクラウドサービスによって報告されたログデータをデフォルトで7日間保持します。それよりも長期間ログを保持するには、他のクラウドサービスに転送してください。